CURRICULUM
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インクルーシブとは、「包括的な」「すべてを包み込む」という意味。社会の多様化が進む今、年齢や性別、障害の有無は関係なく、すべての子どもを受け入れる保育が必要とされています。
子どもの個性は十人十色。誰もみんな同じではありません。木に色とりどりの花が咲き、さまざまな実がなるように、子ども達の個性も一人一人違っています。幼少期に自分とは違う個性を持ったお友達とかかわる環境を経験すると、子ども達はお互いを尊重することができるようになり、他者も自分も大切にできる心が育ちます。
五感を育てる教育プログラム
子どもの育ちにはたくさんの経験が必要です。心豊かに成長していけるよう、紬木保育園は家庭と地域とともに両輪となり、様々な活動を通して五感を磨き、一人ひとりに合った関わりを科学的な根拠に基づき観察し、職員全員で考え、未来を担う子ども達の生きる力を育てたいと考えています。
食育の実施
食べることは生きること。紬木保育園では食育に力を入れています。生きる力ともいえる「食べる力」を育むため、食べる意欲の基礎をつくり、食の体験を広げます。月1~2回、体験型食育も実施しています。
完全給食・おやつ
紬木保育園の給食・おやつは、すべて園内の調理室での手作りです。献立は乳幼児献立専門の管理栄養士が作成し、食材にもこだわっています。栄養士による栄養相談も随時行っています。
CRAYON®プロジェクト
への参加
(研究事業)
乳幼児の子育てに関わるすべての人のニーズに応え、子どもの才能を発掘する、子育て応援プロジェクト。科学的な根拠に基づき、子育て不安の解消と、子どもの特性にあった保育・教育を行うことを目的としています。紬木保育園は、CRAYON®プロジェクトの日本初のモデル園として参加しています。
手作りおもちゃの提供
子ども達の発達を促すのに、とても大切なおもちゃ。紬木保育園では、子ども達の成長発達を観察、科学を用いて分析し、“子ども達の今”を見極め、子ども達の興味に沿った環境を提供するため、手作りおもちゃを使用しています。
絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせには、言語能力の取得、文章を理解する読解力、様々なイメージを膨らませるための想像力や発想力、登場人物の気持ちを理解しようとする心(情操)、幸せホルモンの分泌(触れ合い)、集中力アップなど、様々な効果があるといわれています。
おんぶ
おんぶで大人と同じ目線になり子どもの視野が広がると、肩越しに景色や相手の表情を見て動作を疑似体験できるようになり、知的好奇心や社会性が育ちます。また、子どもの体勢が前傾になり、大人にしがみつく姿勢になることで、体幹やバランスが鍛えられ、身体能力の向上につながります。紬木保育園では、昔ながらのおんぶ紐を使用しています。
使用しているおんぶ紐:Gran mocco(グランモッコ)
当園の園長はグランモッコの販売資格を持つアンバサダーに認定されています。
イングリッシュ
専門の講師を招いて行う英語体験です。文化の多様性を尊重し、楽しみながら英語に触れることで、日本語以外の言語の存在を知ることを目的としています。
リトミック
専門の講師によるリトミック教室。月に1~2回実施しています。音に触れながら身体で表現することで、表現力や想像力、集中力などのさまざまな力を身につけます。
ガッツ体育教室
専門の講師にお越しいただくガッツ体育教室を導入。月に1回、アスレチックを用いながら楽しく身体を動かしています。歩く、走る等の基本的な身体の動きを身に付けやすい乳幼児期に、身体的表現の力を養います。
農業体験
畑やプランターで野菜を栽培。バケツでお米も育てました。苗を植え、作物を育て、収穫し大切にいただくことも食育の一環です。また、作物を育てることで物事に見通しを持つことができるようになり、そこから推論する力を養うことにつながります。実った大きな野菜を手に、子ども達も笑顔いっぱい!
ベビーヨガセラピー
肌と肌の触れ合いを通して、信頼関係を深めていく。人の温かさは、安心感や信頼関係にもつながっていきます。マッサージを通して体の可動域に気付き、より成長発達を助けていけるよう、紬木保育園では、ベビーヨガセラピーを行っています。
畳育(0歳児)
身体の幹となる、体幹。それを支えるのは背筋です。背筋を鍛えるには、うつ伏せ → 寝返り → ハイハイの時期がとても大切であるといわれています。足の指に力を入れて前へ進む練習ができるよう、乳児室には畳を敷いています。
スイミング教室
月に2回、3、4、5歳児さんがスイミング教室に通っています。スイミングでは、少しずつ水に慣れ、楽しみながら水中でめいっぱい全身を動かすことにより五感が活性化され、心身の育成に繋げることができます。
紬木保育園 全体的な計画